私鉄の株主優待乗車券はどこが一番お得?関西大手3社を割引率で比較

先日、関東版の鉄道大手私鉄の「株主優待乗車券」のお得度比較に係る記事を作成しました。

当該記事の内容が、私の友人の間で非常に好評だったので、この度関西版についても作成させていただくことにしました。

たまたま先日京都を訪れる機会があったため、京都・四条河原町のチケットショップトーカイさんを調査してきました。

※京都・四条河原町のチケットショップトーカイ(2026年9月7日撮影)



京阪電車・阪急電車・近鉄電車の3社の株主優待乗車券が置いてあるのを確認しましたので、今回はこの3社分を比較していきたいと思います。



実際にチケットショップで確認した販売価格と、株主優待乗車券1枚で乗れる長距離区間の通常運賃を比べ、どの会社がお得なのか検証していきます。

目次

今回比較する関西大手私鉄3社

今回比較するのは、京阪電車・阪急電車・近鉄電車の3社です。

鉄道会社主なエリア
京阪大阪・京都
阪急大阪・京都・兵庫
近鉄大阪・京都・奈良・三重・愛知

比較するのは、株主優待乗車券1枚を使って自社線を長距離移動した場合です。

特急料金や座席指定料金などは含めず、大人の普通運賃(きっぷ)と株主優待乗車券の購入価格を比べます。

チケットショップで株主優待乗車券の価格を調査

チケットショップトーカイ四条河原町店で確認したのが、こちらの価格です。

※本価格は2026年9月7日時点のものです。

写真から価格をまとめると、次のようになりました。

鉄道会社店頭価格
阪急405円
京阪480円
近鉄1,850円

最も安かったのは阪急の405円。京阪も480円なので、500円以下で購入できます。

一方、近鉄は1,850円。阪急の4倍以上なので、値札だけを見ると「近鉄は高いな」と感じます。

しかし、株主優待乗車券のお得度は販売価格だけでは決まりません。

どこまでの距離乗れるかが大きなカギを握ります。

みなと

2,000円弱する近鉄がランキングでどこに入るか注目ですね!

株主優待乗車券でどこまで乗れる?

続いて、3社について株主優待乗車券1枚を使って長距離を移動した場合の区間を比べます。

鉄道会社比較区間営業キロ
京阪中之島~出町柳53.3km
阪急京都河原町~神戸三宮75.2km
近鉄京都~近鉄名古屋208.0km

京阪は中之島~出町柳の53.3km。

大阪の中之島から京都の出町柳までを横断する区間です。

阪急は京都河原町~神戸三宮の75.2km。京都線から十三で神戸線へ乗り継いで、京都から神戸まで移動できます。

そして圧倒的に長いのが近鉄。

京都~近鉄名古屋は208.0kmです。

京都から大和西大寺・大和八木・伊勢中川方面を経由して名古屋へ向かうことができます。

みなと

近鉄は京都・大阪から名古屋や鳥羽・賢島までと凄く長い距離行けるんだね!

最長区間で使ったらどこが一番お得?

それでは本題です。

今回も、

(通常運賃-株主優待乗車券の価格)÷通常運賃×100

で割引率を計算しました。

結果はこちらです。

鉄道会社通常運賃優待券お得額割引率
近鉄3,130円1,850円1,280円40.9%
阪急640円405円235円36.7%
京阪620円480円140円22.6%

1位は近鉄|京都~賢島なら1,280円お得

1位は近鉄の40.9%割引です。

京都~近鉄名古屋の普通運賃は3,130円。

京都から大和八木を経由し、伊勢中川を抜けて名古屋に行くルートです。

今回チケットショップで確認した株主優待乗車券は1,850円なので、

3,130円-1,850円=1,280円

片道で1,280円お得になります。

大阪・京都から名古屋や鳥羽・賢島方面に旅行に行く際には、片道1,000円以上お得になり、非常に有効です。

京都~賢島では、人気の観光特急「しまかぜ」などを利用できますが、株主優待乗車券だけで特急に乗れるわけではありません。

株主優待乗車券を乗車券として利用し、特急券は別途購入する必要がありますので注意が必要です。

みなと

片道で1,000円以上お得なら使わない手はないですね!

2位は阪急|405円で京都から神戸へ

2位は阪急の36.7%割引です。

今回比較する京都河原町~神戸三宮の普通運賃は640円。

チケットショップで確認した株主優待乗車券は405円なので、

640円-405円=235円

となり、片道235円お得です。

割引額では近鉄に大きく差をつけられましたが、阪急の魅力はなんといっても優待券そのものの安さ。

405円で京都から神戸まで移動できると考えると、旅行だけでなく普段のお出かけにも使いやすいでしょう。

JRと比較して時間はかかりますが、京都・大阪・神戸という関西の主要都市を結んでいるので、実用性の高さも魅力です。

3位は京阪|中之島~出町柳で22.6%OFF

3位は京阪の22.6%割引でした。

中之島~出町柳は53.3kmで、普通運賃は620円です。

今回の優待券価格480円と比較すると、

620円-480円=140円

お得になります。

3社では最も小さい割引率となりましたが、それでも通常運賃から2割以上安くなる計算です。

京阪特急は無料ですが車内が凄く豪華で、大阪の中之島・淀屋橋方面から、京都の祇園四条・三条方面へ移動するときなどに使いやすいでしょう。

安い株主優待乗車券=一番お得とは限らない

今回の比較で面白かったのが、販売価格と割引率の順位が一致しなかったことです。

店頭価格を安い順に並べると、

阪急405円 → 京阪480円 → 近鉄1,850円

となります。

ところが、今回の区間で計算した割引率は、

近鉄40.9% → 阪急36.7% → 京阪22.6%

と、ダントツで販売額が高い近鉄が最も割引率も高い結果となりました。

2,000円弱と一見凄く高額な近鉄ですが、遠距離移動される際は、最も利用価値の高い株主優待乗車券であると言えます。

みなと

関西から名古屋まで時間がかかっても安く行きたい時は、近鉄の株主優待乗車券が第1選択肢になるかもしれないね!

株主優待乗車券を使うときの注意点

金券ショップで株主優待乗車券を購入するときに、まず確認したいのが有効期限です。

予め購入しておく場合には、予定が変更になることも想定して、有効期限に余裕があるものか確認するようにしましょう。

もうひとつ注意したいのが追加料金です。

たとえば近鉄では、株主優待乗車券を乗車券として利用できますが、特急列車に乗る場合は別途特急券が必要です。

京阪でもプレミアムカーを利用する場合には、乗車券とは別にプレミアムカー券が必要です。

金券ショップで購入する前に、「有効期限」「乗る区間の通常運賃」「追加料金」を確認しておくと失敗しにくいでしょう。

まとめ|最長区間で一番お得だったのは近鉄

今回は、関西大手私鉄3社の株主優待乗車券について、チケットショップで確認した販売価格と、株主優待乗車券1枚で乗れる最長区間の通常運賃を比較してみました。

今回の検証で最も割引率が高かったのは近鉄で、最長区間で乗車した場合には割引率が40.9%となりました。

関西方面にお住いの方は、名古屋への観光は無論、温泉のある「鳥羽」や志摩スペイン村のある「鵜方」、英虞湾を一望できる「賢島」など、近鉄を使った長距離移動は使用する機会は多いのではないでしょうか?

本記事の内容をを参考にしていただき、他の2社も含め、それぞれの目的に合わせて、株主優待乗車券の利用を検討いただけますと嬉しく思います。

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