旅行や出張で東京都内から成田空港へ行く際に、皆さんはどのような方法を利用されますか?
公共交通機関を利用する場合、JR、京成、高速バスと大きく3つの方法が利用できますが、どの方法を使うのが一番安く早いのか、知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、東京駅を出発地点として統一し、料金・所要時間だけでなく、乗換や荷物の持ち運びやすさも含めて総合的に比較します。
さらに最後には、料金を節約する方法として、
「京成株主優待乗車証を使う方法」
と、
昔の「成田空港駅」である「東成田駅を使う方法」
も裏技として紹介します。
- 今回の比較に利用する料金・時間は全て2026年9月時点のものです。
- 鉄道の料金はすべて交通系ICカードではなく、紙のきっぷを購入した場合の大人片道料金です。
- 所要時間は列車・乗継時間・道路状況などによって変わるため目安としてご覧ください。

東京駅→成田空港の料金・所要時間を比較
まずは通常利用できる6つの方法を比較します。
| 方法 | 料金 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 京成本線 | 1,230円 | 約90分 | 通常ルート最安 |
| JR快速 | 1,410円 | 約85~90分 | 安くて乗換なし |
| 京成アクセス特急 | 1,440円 | 約75~85分 | 安さと速さを両立 |
| 高速バス(TYO-NRT) | 1,500円 | 約70分 | 荷物を預けて乗換なし |
| 京成スカイライナー | 2,780円 | 約60~70分 | 乗換ありでも速い |
| JR成田エクスプレス | 3,140円 | 約60分 | 速くて乗換なし |
※成田空港第1ターミナルを基準に比較。
※所要時間は出発時刻や乗継時間によって変わります。
通常ルートで最も安い京成本線は1,230円。最も高い成田エクスプレスは3,140円なので、その差は1,910円です。
一方で注目したいのが、JR快速・京成アクセス特急・高速バス。
これらは100円にも満たない差なので、この3つのどれを使うか迷った場合、料金だけでなく時間や乗換の有無、最寄駅からの利便性を踏まえて選ぶのがよさそうです。
何を重視する?おすすめ度を比較
料金だけでは決めにくいので、安さ・速さ・乗換・荷物の4項目でも比較しました。
| 方法 | 安さ | 速さ | 乗換なし | 荷物 |
|---|---|---|---|---|
| 京成本線 | ◎ | △ | △ | △ |
| JR快速 | ◎ | △ | ◎ | ○ |
| 京成アクセス特急 | ◎ | ○ | △ | △ |
| 高速バス | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 京成スカイライナー | △ | ◎ | △ | ○ |
| JR成田エクスプレス | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
◎=特に優れる、○=使いやすい、△=他の方法が優位
では、それぞれどんな人に向いているのか見ていきましょう。
【料金1位】京成本線|1,230円で通常ルート最安

通常ルートで最も安いのが京成本線の1,230円です。
所要時間は約90分と長めですが、時間に余裕があり、とにかく交通費を抑えたいなら有力です。
京成には空港へ向かうルートが2種類ありますが、こちらは京成船橋・京成成田方面を通る安いルート。
特急や快速特急を利用しても、別途特急料金はかかりません。
おすすめ:とにかく安く成田空港へ行きたい人
【乗換なし最安】JR快速|1,410円
東京駅から乗換なしで安く行きたいなら、JR快速1,410円です。
成田空港まで直通する列車なら、大きな荷物を持って途中で乗り換える必要がありません。
所要時間は約85~90分。速さでは上位に入りませんが、京成本線との差は180円です。
180円多く払って乗換をなくせると考えると、荷物がある旅行ではこちらも選択肢に入ります。
おすすめ:安く行きたいけれど乗換はしたくない人
【安さ+速さ】京成アクセス特急|1,440円

「京成アクセス特急って何?」と思う人もいるかもしれません。
京成には、
京成本線=安いルート
成田スカイアクセス線=速いルート
という2つの空港ルートがあります。
アクセス特急は後者を走る列車です。
料金は東京駅から1,440円。京成本線より210円高くなりますが、所要時間は短くなります。
名前に「特急」と付いていますが、スカイライナーのような特急料金は必要ありません。
つまり、
210円多く払って時間を短縮するルート
と考えると分かりやすいでしょう。
おすすめ:1,000円台に抑えながら、できるだけ速く行きたい人
【荷物が多いなら】高速バス(TYO-NRT)|1,500円

料金・時間・荷物のバランスがいいのが、高速バス「エアポートバス東京・成田(TYO-NRT)」です。
料金は1,500円です。
東京駅から成田空港第1ターミナルまで予定所要時間は約70分。乗換なしで、大きな荷物をトランクルームに預けられるのが大きなメリットです。
JR快速1,410円との差はわずか90円。
90円の差で所要時間を短縮でき、荷物も預けられるため、東京駅からなら使いやすい選択肢です。
ただし高速道路を利用するため、渋滞によって到着が遅れる可能性があります。
みなとJR快速との差は90円。時間に余裕があって、荷物が多いなら高速バスはかなり便利だね!
おすすめ:スーツケースが大きい人、乗換を避けたい人
【鉄道の速さ重視】京成スカイライナー|2,780円


速さを優先するなら京成スカイライナー2,780円。
東京駅からは乗換が必要ですが、日暮里から空港第2ビルまでは最短36分。
埼玉や北関東方面からのアクセスも非常に便利です。
全席指定なので、座って移動できるのもメリットです。
1,000円台のルートと比べると料金は一気に上がりますが、鉄道なので道路渋滞の影響を受けません。
成田エクスプレスより360円安いのもポイントです。
おすすめ:乗換してでも鉄道で速く行きたい人
【速さ+乗換なし】JR成田エクスプレス|3,140円


料金より速さと移動のラクさを優先するなら、JR成田エクスプレス3,140円です。
東京駅から成田空港まで乗換なし。全席指定なので、空港まで座って移動できます。
今回比較した中では最も高いものの、スーツケースを持って乗り換える必要がなく、道路渋滞の影響もありません。
おすすめ:料金より速さ・快適さ・乗換なしを優先する人
【裏技】極限まで運賃を節約する方法(京成)
ここまで紹介したのは、通常のきっぷを利用する方法です。
ここからは、京成電鉄についてさらに運賃を安くできる2つの裏技を紹介します。
【裏技①】京成株主優待なら東京駅から1,130円
2026年8月29日に新宿西口の金券ショップ「ビックチケット」で確認したところ、京成電鉄の株主優待乗車証は930円で販売されていました。




これを利用すると、東京駅から成田空港までの実質料金は、1,130円になります。
通常最安の京成本線1,230円より100円安く、今回紹介する方法の中では最安です。
1割ほど安くなるので、予め株主優待を調達できる場合には非常におすすめです。
なお、株主優待乗車証の店頭価格は時期や在庫によって変動しますので、予め確認されると良いです。
株主優待乗車証を使ってスカイライナーに乗ることもできます。
この場合、東京駅からの実質料金は2,430円。
通常の2,780円と比べると、350円お得になります。
通常列車では100円差なので、株主優待を使うメリットはスカイライナーの方が大きくなります。



スカイライナーを使う場合さらにお得だね!350も円違うなら調達する価値は十分にあるよ!
【裏技②】京成の東成田駅なら東京駅から1,190円
もう一つの裏技が、京成本線で成田空港駅ではなく東成田駅を利用する方法です。
東成田駅から成田空港第一ターミナルまでは、徒歩で約10分~15分です。
東京駅から東成田駅までのきっぷ運賃は、1,190円です。
通常最安の京成本線で成田空港駅まで行く1,230円と比べると、40円安くなります。
東成田駅は、現在の空港第2ビル駅が開業する以前、「成田空港駅」として使われていた駅です。
現在も駅は営業しており、東成田駅から空港第2ビル方面へ地下通路で移動できます。
少しだけ歩く時間は増えますが、フライトの時間まで余裕がある場合や、長時間のフライト前に成田空港駅付近を少し散策したい場合などには一石二鳥だと思います。
結局どれを選ぶ?東京駅→成田空港のおすすめ


東京駅から成田空港まで移動するなら、
- 最安 → 京成本線 1,230円
- 乗換なしで安く → JR快速 1,410円
- 安さと速さを両立 → 京成アクセス特急 1,440円
- 荷物が多い → 高速バス 1,500円
- 京成で速く → 京成スカイライナー 2,780円
- 速さ+乗換なし → JR成田エクスプレス 3,140円
という結論になりました。
さらに、京成については、
京成株主優待乗車証を使えば京成本線で1,130円・スカイライナーなら2,430円まで料金を抑えられます。
また、株主優待を利用しなくても、東成田駅を利用すれば1,190円まで料金を抑えられます。
皆さんの目的や状況に応じて、最適な手段を選択肢して下さい。
本記事の内容が皆さんの選択を後押しできる1材料となれば嬉しく思います。
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